一級建築士事務所エンラージ|八王子市・日野市を拠点に価値のあるリノベーション&リフォームをご提案いたします
あえて、下げる。
公開日:2018/11/3
皆様こんにちは
朝晩の冷え込みがいっそう身に沁みる今日この頃…。
私はこの時期から冬にかけていつも葛湯で体を温めています。
はちみつや柚子を使うことが多いですが、栗やさつまいもを使うなどしてオリジナル葛湯作りもしています
アレンジをすることで新しい発見ができるので、なかなか面白いですよ
今年は新味に挑戦したいと思います!
今回のブログのテーマは『あえて、下げる。』です。
下げるのは「天井」です
「天井を下げる」というと、圧迫感を感じるのではないか?と不安になる方が多いと思います。
しかし、空間によっては天井が低いことによって得られるメリットがい~っぱいあります
【 メリット① 空間の狭さを感じにくい 】
トイレや洗面所といった狭い空間の場合、天井が高いと面積的な狭さが際立ち、閉塞感を感じる傾向にあります。
意外ですよね!
こじんまりとした小スペースの空間の場合は、天井を下げるのがおススメです
また、天井を下げることによって奥の間口に視線がのび、奥行きが強調されます。
実際の面積よりも広くのびやかに感じられるので、廊下などの細長い空間で天井を下げるのもアリですね
(⇩左:天高2.5m 右:天高2.2m のイメージパース 窓の高さは同じ)
【 メリット② 落ち着いた空間 】
天井が高い空間は、開放感があり高級感がでて華やかな印象の空間になります。
しかし、こもって作業をしたい場合やゆったりとくつろぎたいシーンにおいては、高い天井は向いていません
和室のように床座でくつろぎたい空間、落ち着きつつ集中したい書斎空間、1日の疲れを癒す寝室空間などなど…。
落ち着いて過ごしたい空間こそ、天井を下げるのがベストです
【 メリット③ 対比効果で天井が高く感じる 】
「リビングダイニングの天井を高くしたい」と思っていても、マンションなど構造上天井の高さを上げられないことも多いです
そんなときは、廊下やキッチンなど部分的に天井を下げるのがおススメです
天井が低い場所があることにより、空間にメリハリができます。
そのメリハリ効果により天井が高く感じられますよ
【 メリット④ 空間のアクセント 】
「天井を下げる」ということだけでも十分アクセントになります。
さらに、下げた天井部分にアクセントクロスを用いたり間接照明を使用することで、より素敵な空間になります
天井もインテリアの1つと考えると、こだわりたいところですね
天井を下げることによるメリットについてご紹介してきました。
居心地の良いお部屋というのは、「その部屋の役割に合った空間づくり」が大事だと考えています。
天井高は空間づくりで重要となりますので、リフォーム・新築のご計画時は是非天井にもご注目くださいませ
日野支店:川崎🐇