一級建築士事務所エンラージ|八王子市・日野市を拠点に価値のあるリノベーション&リフォームをご提案いたします
西ドイツ生まれのインターロッキングブロックがお洒落!
公開日:2020/7/29
7月ももう終わりですね
もう7月だというのに全然暑くなく、『夏がきた!』感がないですね
今年は関東甲信地方の方は熱中症警戒アラートというのが実施されるそうです。
暑すぎるのも嫌ですが、暑さのない夏も嫌ですね~
東京生まれ八王子育ちでも南国生まれに間違われる。北野支店プランナー吉田です
本日は先日完工しましたI様邸のインターロッキングブロックについてお話ししようと思います
皆さんインターロッキングブロックってご存知ですか?
名前だけみると何それ?って思われるかもしれませんが、
見ると「あぁ~あれね!」とほとんどの方が実際に見たことのある物です。
答えはこちら。
公園とか町の歩道で使われていたりするこのレンガ調の舗装の事です
皆さん町でよく見るこのインターロッキングブロック。
実はとても実用的で、機能性に優れたものなんです
まずはI様邸の施工写真からご案内致します。
施工前のお写真です。
I様は数多く工事をご依頼頂きましたOB様で、
今回施工する箇所も前回屋根を付けた所に、工事をしていきます。
ご希望内容としては
・歩きやすいようにしたい。
・小さい範囲ではあるがデザイン性のあるものにしたい
・野菜等の土の付いたものをよく洗うので、水はけのいいものにしたい
というご希望でした。
まずは仕上がりの高さに合わせてレベル出しをします。
次に敷砂の敷きならしを行います。
敷きならしでは、敷砂をしっかり平らになるように転圧していきます。
次にインターロッキングブロックを敷設していきます。
インターロッキングブロックの敷きパターンは
本場ドイツで暮らしていたI様のセンスが光るデザインです
イメージパターンはこちら
インターロッキングブロック特融のパターンをふんだんに使った
お洒落なデザインです
完成
以前の何もなかった空間が
I様が安心して使用できるお洒落な空間に生まれ変わりました
施工を担当した松原さんは本当に丁寧に仕事をして頂き、お客様も大喜びです
いつも元気をくれるI様。
ありがとうございました。
またご挨拶にお伺いさせて頂きます
さて。
今回工事したインターロッキングブロックの機能性を是非ご紹介致します。
■インターロッキングブロックとは
インターロッキングブロックは19世紀終わり頃にドイツで生まれ、石畳舗装に変わる舗装材として広まって行き、
その後、戦災復興による住宅需要の高まりとともに世界的に認知されるようになりました。
日本には約50年前ごろに普及し始め、今では公園や歩道に当たり前のように使われる舗装材です
■インターロッキングブロックのメリット
●水はけがよい
●ヒートアイランド現象の抑制
●美しい景観
●耐久性が良い
●水はけがよい
インターロッキングブロックはブロックとブロックをかみ合わせて作られるものなので、
その隙間から雨水が浸透していく為、水はけがとてもいいのです
今回I様邸で使用したインターロッキングブロックは、さらに透水性の優れた商品を使用しました。
透水性インターロッキングブロックはアスファルトに比べ、
・水たまりができない。
・泥はねの問題がない。
・雨の日でも滑りにくい。
・生態系を保全できる。
・排水溝や下水道の負担を軽減できる。
等の優れた利点があります。
●ヒートアイランド現象の抑制
ヒートアイランド現象とは、都市の中心部気温が郊外に比べて高くなる現象の事です。
夏の熱中症や、熱帯夜による睡眠障害、大気汚染、都市部を襲うゲリラ豪雨などにも
ヒートアイランド現象が関係しています。
インターロッキングブロックは、昼間は太陽光を反射し路面温度の上昇を抑制し、
夜間は放射熱を軽減し熱帯夜を抑制します。
また保水性があり、雨で保持した水を晴れた時に蒸発させその際の気化熱により路面温度の上昇を抑えます。
●美しい景観
インターロッキングブロックは、様々なデザインを作る事ができ、
お色味も沢山あるため、自分だけのオリジナルパターンを作り出す事ができます
また、ユニバーサルデザインの商品もあり、視覚障害者誘導用ブロックや
車椅子での振動を低減するブロック等もあります。
●耐久性が良い
軽交通の車道に使用した10年~30年が経過した全国50件のインターロッキングブロック舗装の現状調査を
行った結果、50件中47件の現場は現在でも良好な状態を維持している事が分かりました。
この結果からインターロッキングブロック舗装は適正な設計・施工・維持管理を行えば
長期にわたって良好な状態を維持できる舗装だといえます。
このように、インターロッキングブロックは機能性やデザイン性に優れた舗装と言えます。
外構の一部にぜひご活用ください