一級建築士事務所エンラージ|八王子市・日野市を拠点に価値のあるリノベーション&リフォームをご提案いたします
畳の素材のハナシ
公開日:2020/2/1
皆様こんにちは
本日は畳の素材についてご紹介いたします。
畳の素材といえば、昔ながらのイ草をイメージする方が多いかと思います。
和室で寛ぐとき、ふと香ってくるイ草の香りに癒されますよね
天然素材なので肌触りもとても良く、調湿効果もあるので、お部屋を快適な空間にしてくれます
さらに、イヤ~なにおいや有害物資を吸収して浄化するという、優れた機能もあります!
しかし、イ草の畳は紫外線による退色があり、使い方によってはささくれや剥けも生じます。
また、定期的に乾かしたり表替え等のメンテナンスをしないと、カビやダニの温床になってしまいます
退色やメンテナンス、カビ・ダニなどのデメリットは最小限に抑えたい…。
そんな願望を叶えてくれる畳があります!
それは…和紙や樹脂、ポリプロピレンといった『新素材』を使った畳です
新素材畳の特徴は『退色しにくい』『防水性』『防汚性』『耐久性』、
そして『豊富なカラーバリエーション』です
どれも嬉しい特徴ですね
さらに、和紙・樹脂・ポリプロピレンそれぞれに異なった特徴がございます。
和紙畳
和紙を紙縒り織り上げた畳です。
肌ざわりや風合い、質感は、新素材の中で最もイ草に近い素材となります。
樹脂畳
原材料はプラスチックです。
クッション性に優れ、宿泊施設や介護施設にも採用されています。
ポリプロピレン畳
PPと表記されていることが多く、原材料は樹脂と同じくプラスチックです。
新素材の中で1番強度・硬度があり、車いすが回転しても剥けません。
優れた特徴のある新素材ですが、イ草のような調湿効果や空気を浄化する機能はありません。
イ草特有の香りもしないので、人によっては物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれないです
畳スペースを作る際は、お暮らし方やお好みに合わせて畳の種類をご検討ください
天然素材ならではの良さがあるイ草、イ草のデメリットを解消してくれる新素材。
どちらもとっても魅力的な素材です
日野支店:かわさき🐰