窓を考える。②

公開日:2018/7/6

皆様こんにちは☺

 

ここ最近暑い日が続いていましたが、今日は雨も降り涼しいですね☂

建設業的には雨は大敵だったりしますが、暑さが苦手な私にとってはまさに恵みの雨です

かえる

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は『窓』のなかでも意外と見落としがちな『サッシ枠』についてお話しいたします。

窓に使用されるサッシには、金属製のアルミサッシ、樹脂サッシ、昔ながらの木製サッシと主に3種類あります。

日本ではアルミサッシが主流になっていますね

樹脂サッシは海外では普及率が高く、日本でも樹脂サッシを採用されるお家が少しづつ増えてきているようです

 

アルミサッシ・樹脂サッシ・木製サッシ、それぞれのメッリト・デメリットをご紹介します!

 

 

アルミサッシ

~メリット~

①対候性、防火性、耐食性…丈夫で長期利用可能、表面に特殊な処理が施されているため錆びに強い

③軽量…開閉動作がスムーズ

④安価で入手可能…日本では広く普及しているため安価で施工することができる

 

~デメリット~

①熱伝導率が高い…金属製のため熱が伝わりやすく、断熱性にやや劣る

②結露…他の素材に比べ結露が発生しやすく、カビの発生やフローリングの腐食につながるケースもある

 

 

樹脂サッシ

~メリット~

①断熱性…金属に比べ熱伝導率は1000分の1と低く、外気の熱の侵入を防ぎ室内のぬくもりを外へ逃しにくい

②省エネ…断熱性に加え遮熱効果も期待でき、夏場のエアコンの使い過ぎを抑えられて節電にもつながる

③防音効果…気密性の高さから、防音・遮音といった効果もある

 

~デメリット~

①経年劣化…経年により退色や割れが生じる可能性がある

②重さ…アルミサッシと比べると強度が低く、強度を上げるために樹脂の量を増やしているので重くなる傾向にある

③高価…普及率が低いこともあり、価格が高い

 

 

木製サッシ

~メリット~

①風合い…自然素材で温かみのある風合いが特徴で、室内のインテリアとも馴染みやすい

②断熱性…木製のため熱が伝わりにくく、結露の発生を抑制する

 

~デメリット~

①メンテナンス…定期的にメンテナンスが必要で、メンテナンスを怠ると木部の腐食や雨漏れにつながる

②防火性の低さ…木製のため火に弱く防火性に劣る

③高価…ものによってはアルミサッシの2倍近い価格差があることも

 

 

どのサッシにもメリット・デメリットはありますので、何を重視するかによって選ぶサッシは変わってきます。

もちろん、各メーカーさんデメリットを改善する商品開発をされていますよ!

その中の1つに『複合サッシ』というものがあります。

 

複合サッシとは、室内側に樹脂や木製サッシ・室外側にアルミサッシと、異なる素材を組み合わせたサッシです。

それぞれの素材の長所を活かし、短所を補い合っているのが特徴です。

 

「断熱性は欲しいし、防火性・操作のしやすさも大事、メンテナンスも楽したい!あとは価格を抑えたいなぁ…」

そんな欲張りさんにとってはとてもありがたい商品です

 

 

『サッシ枠』について知って頂けましたでしょうか?

ご自宅の仕様を考える際は是非サッシ枠の種類にもご注目くださいね

次回は『窓ガラス』についてお話しいたします

 

日野支店:川崎🐰

カテゴリー:日野店 |
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